宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2021/ 2/ 4 12:31 更新 高速太陽風は終わりに近付いている様です。 担当 篠原 太陽風の速度は、昨日の夕方くらいから下がり始め、 現在は500km/秒です。 高速の状態は続いていますが、 速度はこの後も下がって行きそうです。 太陽風の磁場強度も8nTから5nTへ下がって、 平均的な状態に戻っています。 磁場の南北成分は、 グラフの中盤から南寄りの傾向になっています。 それに伴って磁気圏の活動も高まり、 AE指数のグラフの後半から、 500nT前後の中規模の変化が見られる様になっています。 この後、太陽風速度の高まりが下がってくると、 磁気圏の変化は小さくなっていくでしょう。 一方、SDO衛星AIA193では、 次のコロナホールが太陽の西側に進んでいます。 明後日くらいからこちらの影響に注目してください。 太陽は、2801黒点群が小さくなって、 ほとんど見えなくなっています。 続く黒点もなく、太陽は無黒点になりそうです。 SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) DSCOVRが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、黒線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の紫線)、速度(4番目の青線) (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース AE指数(速報値) 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学WDC 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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