宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2021/ 2/ 2 12:19 更新 太陽風の高まりが到来しています。磁気圏の活動も高まりそうです。 担当 篠原 今朝くらいから太陽風の速度が上昇を始め、 現在は440km/秒と高速風に近づいています。 磁場強度も同様に上昇して、一時的に20nTまで強まりました。 グラフの最後で下がっていますが、 それでも10nTに強まっています。 27日周期の図の前周期に見られた太陽風の高まりが 回帰しつつあるのかもしれません。 前周期は550km/秒程度まで速度が上昇しました。 今回はどの様な推移になるでしょうか。 太陽風磁場の南北成分は、 グラフの後半になって、強度の強まりとともに 南向きに大きく変化するようになっています。 速度が高まってきたこともあり、 この傾向が続くと磁気圏の活動も活発になるでしょう。 ここまでは、AE指数で500nT前後と、 中規模の変化が起きている程度です。 SDO衛星AIA193では、 南西(右下)のコロナホールは斜めになって、見にくくなっています。 横の幅が狭いので、影響は短い期間で終わりそうです。 また、中央部の南側にも小ぶりのコロナホールが見えています。 4日後くらいにこちらの影響が見られそうです。 太陽は、昨夜遅くから北西(右上)の黒点が少し大きくなり、 掲載の可視光写真でもはっきりと分かるようになっています。 今日の時点ではNOAAの群番号は付けられていません。 X線グラフに変化はなく、活動は穏やかです。 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) DSCOVRが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、黒線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の紫線)、速度(4番目の青線) (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース AE指数(速報値) 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学WDC 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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