宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2021/ 1/29 12:27 更新 太陽風は平均的な速さに戻っています。太陽は無黒点です。 担当 篠原 太陽風の速度は、昨日のニュースの後もゆっくりと下がり、 今日に入る頃に400km/秒と平均的な速度に戻りました。 以降、この状態で安定しています。 磁場強度も2〜3nTと弱くなっています。 磁場の南北成分は弱い北寄りになっています。 速度の低下も重なって、磁気圏は穏やかになり、 AE指数は変化がなくなっています。 SDO衛星AIA193では、 南極から縦に細長く伸びるコロナホールが 太陽の中心線付近に見えています。 3日後くらいから、この領域の影響が始まる可能性があります。 27日周期の図を見ると、 前周期も1月5日から速度の高まりが始まっています。 この変化の回帰と言えるのかもしれません。 太陽は、黒点が小さくなってしまい、 無黒点となっています。 NOAAの報告書が無黒点になるのは、 1月15日以来で10日ぶりです。 STEREO Ahead衛星を見ると、 太陽の東端の向こう側にも活動的な領域はない様です。 無黒点はしばらく続くかもしれません。 SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真 (c) SDO (NASA) DSCOVRが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、黒線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の紫線)、速度(4番目の青線) (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース AE指数(速報値) 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学WDC 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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