宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2021/ 1/24 12:29 更新 太陽風はやや低速になっています。磁気圏は概ね静穏です。 担当 篠原 太陽風は、今日に入ったくらいから速度が少し上がり、 現在は370〜390km/秒とやや低速になっています。 27日周期の図を見ると、 前周期は500km/秒の高速風が到来していたのですが、 今回は変化が小規模になってしまったのかもしれません。 太陽風の磁場強度は、5〜6nTと平均的な状態です。 南北成分が南向きに変化して、 AE指数に小規模の変化が起きていますが、 全体としては磁気圏は穏やかです。 SDO衛星AIA193では、 南半球の小さいコロナホールが 地球に影響が及び始める目安の位置に達しています。 この後、影響が強まるでしょうか。 太陽では、2798群の黒点が見えなくなっています。 また、北東(左上)の領域は、 白斑が見えるだけで、黒点はない様です。 見えなくなった2798群の領域で、 今朝、Bクラスの小さいフレアが発生しています。 その他に目立った活動はありません。 SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) DSCOVRが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、黒線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の紫線)、速度(4番目の青線) (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース AE指数(速報値) 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学WDC 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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