宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2021/ 1/19 12:28 更新 太陽に彗星が近づいています。低速の太陽風が続いています。 担当 篠原 SOHO衛星のLASCO C3、C2カメラで、 太陽に接近する彗星が撮影されています。 1枚目に動画を掲載します。 左下から長く尾をひいた彗星が近づいていますが、 よく見ると、右下の方からも小さい彗星が太陽に向かっています。 宇宙天気とは関係ない話題ですが、 SOHO衛星の画像を見ていると、 時々、こんな光景を眺めることができます。 太陽風は低速の状態が続いています。 速度は、昨日の280km/秒から300km/秒に少し上がった程度です。 磁場強度は、グラフの中盤から5〜7nTと少し強まっています。 その頃から南北成分は南向きに振れていますが、 速度がかなり下がっているため、 磁気圏は穏やかな状態が続いていて、 AE指数は小さい変化が起きている程度です。 SDO衛星AIA193では、北半球のコロナホールが西に進み、 影響が到来してもよい頃です。 この後、速度の高まりが始まるかもしれません。 また、太陽の東側の南半球側に、 コロナホールの薄暗い領域が丸く見えています。 影響はもうしばらく先ですが、この領域も注目してください。 太陽は、南東に現れた2797黒点群が よく見える様になっています。 X線グラフの変化はなく、活動は穏やかです。 太陽に接近する彗星。SOHO衛星LASCO C3、C2による。 (c) SOHO (ESA & NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース) SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) DSCOVRが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、黒線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の紫線)、速度(4番目の青線) (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース AE指数(速報値) 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学WDC 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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