宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2021/ 1/21 12:49 更新 C1.4の小規模フレアが発生しています。太陽風は低速の状態が続いています。 担当 篠原 19日のニュースで紹介した太陽に接近する彗星について、 STEREO Ahead衛星による動画を掲載します。 STEREO Ahead衛星は、 太陽を左斜めくらいから観測しているため、 SOHO衛星の画像と比べると、 彗星の尾の伸び方や太陽への近づき方が違って見えます。 COR1 (緑色の写真)では、 太陽にかなり近づいている様子を見ることができます。 太陽では、昨日お知らせしたC1.0に続いて、 昨夜、20日21時半(世界時20日12時半)にも、 C1.4の小規模フレアが発生しています。 発生した場所は同じですが、 この領域は2798黒点群として新しい群に切り分けられています。 このため、現在の太陽には、 2797、2798と2つの黒点群があることになります。 X線グラフを見ると、 C1.4の後もBクラスの小さいフレアが続いています。 この後も活動は続くでしょうか。 太陽風は、340km/秒に少し速度が上がりましたが、 現在は320km/秒に戻っています。 低速の状態は続いています。 磁場強度は、7nTから2nTに下がり、 弱くなっています。 AE指数は、グラフの中盤で小規模の変化が起きていますが、 後半は静かになっています。 全体としては磁気圏は穏やかです。 27日周期の図を見ると、 前周期の12月22日に始まった太陽風速度の高まりは、 今回は完全に消えています。 SDO衛星AIA193では、 太陽の中央の南半球側に小さいコロナホールが見えています。 次の注目はこの領域の影響でしょう。 (c) STEREO (NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース) SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース DSCOVRが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、黒線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の紫線)、速度(4番目の青線) (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース AE指数(速報値) 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学WDC 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
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