宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (12:49)
昨日、C1.4の小規模フレアが発生しています。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
1/21 --- ---
1/20 21:32 C1.4
02:33 C1.0
1/19 --- ---

黒点  1/21 (NOAA)
磁場 フレア
2797 2 α ---
2798 3 β C1

太陽風 (DSCOVR)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
12:44 320 -1.1
-2 h 322 +1.0
-4 h 336 -0.1
-6 h 337 +2.5
-8 h 337 +1.5
-10 h 336 +1.0
-12 h 335 +0.1

磁気圏 (京大)
時刻
JST
Dst
nT
 
nT
11:30 0 -/ -
-2 h 3 -/ -
-4 h 1 -/ -
-6 h 9 -/ -
-8 h 5 -/ -
-10 h -1 -/ -
-12 h -1 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.5 2x10^1
1/21 0.7 1x10^2
1/20 0.7 2x10^2
1/19 0.7 4x10^2
1/18 0.7 2x10^2
1/17 0.7 2x10^2

静か 激しい 非常に


















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X線3日1日 (GOES)
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2021/ 1/16 13:36 小さい黒点は2796黒点群になりました。太陽風は低速です。
2021/ 1/17 12:57 低速の太陽風が続いています。太陽の東端から新しい黒点が現れています。
2021/ 1/18 12:08 東端の黒点は2797群となっています。太陽風は更に低速になっています。
2021/ 1/19 12:28 太陽に彗星が近づいています。低速の太陽風が続いています。
2021/ 1/20 12:00 1か月ぶりにCクラスの小規模フレアが発生しました。太陽風は低速です。
最新のニュース

2021/ 1/21 12:49 更新
C1.4の小規模フレアが発生しています。太陽風は低速の状態が続いています。

担当 篠原

19日のニュースで紹介した太陽に接近する彗星について、
STEREO Ahead衛星による動画を掲載します。

STEREO Ahead衛星は、
太陽を左斜めくらいから観測しているため、
SOHO衛星の画像と比べると、
彗星の尾の伸び方や太陽への近づき方が違って見えます。
COR1 (緑色の写真)では、
太陽にかなり近づいている様子を見ることができます。


太陽では、昨日お知らせしたC1.0に続いて、
昨夜、20日21時半(世界時20日12時半)にも、
C1.4の小規模フレアが発生しています。

発生した場所は同じですが、
この領域は2798黒点群として新しい群に切り分けられています。
このため、現在の太陽には、
2797、2798と2つの黒点群があることになります。

X線グラフを見ると、
C1.4の後もBクラスの小さいフレアが続いています。
この後も活動は続くでしょうか。


太陽風は、340km/秒に少し速度が上がりましたが、
現在は320km/秒に戻っています。
低速の状態は続いています。
磁場強度は、7nTから2nTに下がり、
弱くなっています。

AE指数は、グラフの中盤で小規模の変化が起きていますが、
後半は静かになっています。
全体としては磁気圏は穏やかです。

27日周期の図を見ると、
前周期の12月22日に始まった太陽風速度の高まりは、
今回は完全に消えています。
SDO衛星AIA193では、
太陽の中央の南半球側に小さいコロナホールが見えています。
次の注目はこの領域の影響でしょう。



STEREO Ahead衛星による太陽に接近する彗星の様子。COR2、COR1。
(c) STEREO (NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース)


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース



DSCOVRが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、黒線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の紫線)、速度(4番目の青線)
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース



AE指数(速報値)
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学WDC




27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr



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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。