宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2021/ 1/23 13:08 更新 新しい黒点が現れています。太陽風は低速で、磁気圏も穏やかです。 担当 篠原 昨日の昼過ぎから太陽の北西部(右上)に新しい黒点が出現し、 2799群と番号が付けられています。 一方、小さいフレアを起こしていた2798群は、 黒点が小さくなっていて、 掲載の写真では微かに見える程度です。 フレアの頻度も下がっていて、 X線グラフは静かになっています。 SDO衛星AIA193を見ると、 北東の端(左上)から明るい領域が現れています。 今のところ黒点は見えない様ですが、 しばらく注目してください。 太陽風は、300km/秒から340km/秒へ 少し速度が上がっています。 低速の状態は続いています。 磁場強度も2nTから5nTに上がり、 こちらは平均的な状態です。 グラフの最後で7nTに上がる変化が見えていますが、 この傾向は続くでしょうか。 磁気圏は静穏で、 AE指数は小さい変化が見られる程度です。 27日周期の図の前周期の太陽風を見ると、 ちょうど27日前の12月27日以降、 速度が高めの状態になっています。 これから同様の変化が見られるでしょうか。 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース DSCOVRが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、黒線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の紫線)、速度(4番目の青線) (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース AE指数(速報値) 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学WDC 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
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