宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2021/ 1/16 13:36 更新 小さい黒点は2796黒点群になりました。太陽風は低速です。 担当 篠原 太陽の中央部に現れた黒点が少し大きくなり、 2796群と番号が付けられています。 太陽に群番号が付けられた黒点が見えているのは、 1月3日以来で、2週間ぶりです。 もう一つ見えていた小さい黒点は、 昨日のニュースの後に少し大きくなりましたが、 現在はまた小さくなっていて、 SDO衛星の可視光写真を拡大すると見えるくらいです。 また、STEREO Ahead衛星によると、 東端の向こう側から活動的な領域が近づいています。 SDO衛星のAIA193でも、 南東の端(左下)が少し明るくなっています。 どの様な領域が現れるでしょうか。 太陽風は、300km/秒の低速の風が続いています。 磁場強度は、2nTから4nTに上がり、平均的な状態です。 磁場の南北成分は、グラフの中盤で南向きに変化しています。 速度が下がっているので、磁気圏への影響は小さかったのですが、 AE指数には300nT程度の小規模の変化が発生しています。 その他の時間帯は穏やかです。 SDO衛星AIA193では、 南極から広がるコロナホールが太陽の西側に進んでいます。 この後、この領域の影響がやって来るでしょうか。 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース DSCOVRが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、黒線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の紫線)、速度(4番目の青線) (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース AE指数(速報値) 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学WDC 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
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