宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2021/ 1/17 12:57 更新 低速の太陽風が続いています。太陽の東端から新しい黒点が現れています。 担当 篠原 太陽風は、小幅の変化は見られますが、 全体としては300km/秒の低速の状態が続いています。 磁場強度は、4nT前後で安定しています。 磁場の南北成分は、 グラフの中盤以降は弱い南寄りになっています。 ただし、速度がだいぶ下がっているので、 磁気圏への影響は小さく、 AE指数は小さい変化が見られる程度です。 SDO衛星AIA193では、 南極から広がるコロナホールが西に進み、 そろそろ影響が始まってもよい頃です。 27日周期の図を見ると、 前周期は12月22日から太陽風の速度が高まっています。 これは、北極から伸びているコロナホールの影響の様で、 そろそろ回帰しそうですが、 現在はコロナホールの位置が少し左側に動いているため、 速度の変化は少し遅れて到来するかもしれません。 太陽は、南東の端から新しい黒点が上がってきた様です。 かろうじて見える程度で、まだ詳細は分かりません。 X線グラフは全体の強度が少し上がっていますが 東端から現れた領域の影響でしょう。 どの様な活動度の領域でしょうか。 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) DSCOVRが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、黒線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の紫線)、速度(4番目の青線) (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース AE指数(速報値) 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学WDC 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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