宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2021/ 1/12 13:22 更新 太陽風の乱れが到来して磁気圏の活動を高めています。 担当 篠原 太陽風の乱れが到来しています。 昨夕、11日17時(世界時11日8時)頃に小幅の変化が到来し、 その後、11日23時(世界時11日14時)に磁場強度は20nTへ強まり、 今朝、12日6時(世界時11日21時)には、 速度も470km/秒とやや高速の状態に高まりました。 現在も速度は470km/秒で推移していますが、 磁場強度は5nTと平均的な状態まで下がっています。 3〜4日程度さかのぼって考えると、 9日のニュースでお知らせした 8日のフィラメント噴出による乱れかもしれません。 磁場の強まりが到来した頃に、 -10nTに達する強い南向きの変化が続きました。 この影響で磁気圏の活動が高まり、 AE指数は800nT前後の中規模の変化が数時間続いています。 この頃の太陽風の速度は380km/秒とやや低速だったので、 磁気圏の乱れもこの程度になったのかもしれません。 今朝以降は、磁場の南北成分は0nT付近に下がっています。 そのため、AE指数の変化も次第に小幅になっています。 今回の乱れがCMEによるものであれば、 速度の高まりは短い時間で終わりそうです。 現在の状態はどこまで続くでしょうか。 太陽は、無黒点で穏やかです。 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真 (c) SDO (NASA) DSCOVRが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、黒線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の紫線)、速度(4番目の青線) (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース AE指数(速報値) 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学WDC 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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