宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2021/ 1/13 12:45 更新 太陽風の速度は下がっています。磁気圏は穏やかです。 担当 篠原 昨日の夜くらいから太陽風の速度は下がり、 430km/秒と平均的な状態に戻っています。 磁場強度も、5nTから3nTへ下がり気味です。 磁場の南北成分は、 昨日のニュース以降は、0nT付近か北寄りになっています。 磁気圏は穏やかになっていて、 AE指数の図の後半は変化がなくなっています。 太陽風の乱れは、1〜2日程度で終わりとなりそうです。 SDO衛星AIA193を見ると、 南極から中緯度くらいまでコロナホールが縦に伸びています。 前周期や2周期前の太陽を見ると(1枚目の図)、 コロナホールは次第に低緯度側に伸びてきた様です。 4〜5日後くらいから、この領域の影響が始まるかもしれません。 一方、北半球のコロナホールも動いていて、 2周期前に北極から縦に伸びていたコロナホールは、 前周期には東寄り(左寄り)に動き、 現在はさらにその向こうに動いている様です。 27日周期の図では、 前周期の12月22日から速度の高まりが始まっていますが、 今回は様子が変わりそうです。 太陽は、今日も無黒点です。 今月の初めに2794、2795群が没して以来、 無黒点と言ってよい状態が続いています。 (c) SDO (NASA)、作図:宇宙天気ニュース SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真 (c) SDO (NASA) DSCOVRが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、黒線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の紫線)、速度(4番目の青線) (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース AE指数(速報値) 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学WDC 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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