宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2020/12/28 09:44 更新 太陽風の速度は500km/秒に高まっています。 担当 篠原 470km/秒にやや高まっていた太陽風の速度は、 今日に入る頃にもう一段高まって、 500km/秒と高速の状態に変わっています。 磁場強度は、5〜7nTと少し高めの状態です。 SDO衛星AIA193の南東に見えている 小さいコロナホールの影響が始まったのでしょうか。 磁場の南北成分は、時々南向きの変化が現れていて、 AE指数では、グラフの後半から 小規模の変化が見られる様になっています。 太陽風速度の高まりがコロナホールの影響であれば、 コロナホールの規模が小さいことから、 速度の高まりは短期間で終わりそうです。 27日周期の図では、 前周期の12月1日の速度が500km/秒台に達していますが、 この頃に見られたDSCOVR衛星のデータエラーと思われます。 ACE衛星では400km/秒付近と平均的な状態でした。 太陽は、Bクラスの小さい変化が1回起きた程度で、 穏やかな状態が続いています。 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) DSCOVRが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、黒線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の紫線)、速度(4番目の青線) (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース AE指数(速報値) 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学WDC 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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