宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2020/12/27 13:40 更新 太陽風の速度が少し高まっています。太陽は穏やかです。 担当 篠原 昨日のニュース以降、太陽風の速度は430km/秒で推移しましたが、 今朝から少し高まって、 現在は 470km/秒とやや高速になっています。 磁場強度も、4nTから速度が上がる頃に7nTに少し上がり、 現在は5nTと平均的な状態に戻っています。 27日周期の図を見ると、 太陽風磁場の大まかな方向を示すセクターのグラフが、 「A」から「T」に切り替わっています。 太陽風の弱い高まりは、 この切り替わりに関係しているのかもしれません。 前周期の11月30日にも同様の変化が発生しています。 磁気圏は穏やかで、 AE指数は小規模の変化が見られる程度です。 SDO衛星AIA193では、 中央部南側の小さいコロナホールが、 太陽の西側に進んでいます。 太陽は、2795群の左に見えていた小さい黒点が消えて、 2794群と2795群だけになっています。 X線グラフに変化はなく、太陽は穏やかです。 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) DSCOVRが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、黒線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の紫線)、速度(4番目の青線) (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース AE指数(速報値) 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学WDC 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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