宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2020/12/22 12:57 更新 高速太陽風が到来して、速度は560km/秒に高まっています。 担当 篠原 今朝から太陽風速度の上昇が始まり、 380km/秒とやや低速の状態から、 現在は、560km/秒の高速風に変わっています。 SDO衛星AIA193の、北半球中緯度域に見えていた コロナホールの影響が到来したのかもしれません。 コロナホールの東西方向(横方向)の広がりはあまり大きくないので、 高速風は比較的短期間で終わるのではないかと思います。 太陽風の磁場強度は、 昨日のニュースの後、8nTにやや強まり、 今朝早くには18nTに達する強まりも起きています。 その頃から速度の上昇が始まり、 それと反対に磁場強度は下がり始めて、 現在は5nTと平均的な状態に戻っています。 太陽風磁場の南北成分は、 速度が上昇を始める直前に、 -10nTを超える強い南向きの変化が発生しています。 この影響で磁気圏の活動も高まったと思われます。 AE指数のグラフは、後半からデータが不足していて、 変化を見られる状態ではありません。 太陽風のグラフの最後では、磁場は南寄りに推移しています。 速度が高まっているので、 磁気圏の活動も活発な状態になりそうです。 オーロラの活動は高まっているのではないでしょうか。 太陽は、南東(左下)に2794黒点群がぽつんと見えているだけです。 X線グラフに変化はなく、太陽は穏やかです。 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) DSCOVRが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、黒線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の紫線)、速度(4番目の青線) (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース AE指数(速報値) 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学WDC 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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