宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2020/12/21 12:31 更新 太陽の東端から新しい黒点が現れています。太陽風はやや低速です。 担当 篠原 太陽の南東の端から新しい黒点が現れました。 2794群と番号が付けられています。 27日前の11月24日のニュースの写真を参照すると、 ほぼ同じ位置に2786群が現れています。 2794群は、2786群が太陽の向こう側を回って、 再びこちら側に現れた黒点の様です。 X線グラフは特に変化は見られず、活動は穏やかです。 太陽風は速度が380km/秒に少し下がり、 やや低速になっています。 磁場強度は、5nTと平均的な状態で推移しています。 磁場の南北成分は、時々南向きに変化しています。 AE指数でも、小規模の変化が時々発生している様です。 全体としては、磁気圏は穏やかな状態です。 SDO衛星AIA193では、 北極域から伸びているコロナホールが、 太陽の西半球側に進んでいます。 今後、この領域の影響で太陽風の速度が高まるでしょうか。 18日からSOHO衛星LASCO C3の右上側に彗星が見えています。 動画を掲載します。 (c) SDO (NASA)、作図:宇宙天気ニュース SOHO衛星LASCO C3の右上側を彗星が通過中です。 (c) SOHO (ESA & NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース) SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース DSCOVRが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、黒線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の紫線)、速度(4番目の青線) (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース AE指数(速報値) 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学WDC 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
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