宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2020/12/ 9 13:48 更新 低速の太陽風が続いています。CMEによる太陽風の乱れが近付いています。 担当 篠原 太陽風は、350km/秒の低速の風が続いています。 磁場強度は、4nTから6nTに少し上がっていますが、 平均的な状態です。 磁場の南北成分は、時々南向きに振れていて、 磁気圏では弱い活動が起きている様です。 8日未明に発生したCME(コロナ質量放出)による 太陽風の乱れが近付いていると思われます。 到来まで3日前後と考えると、11日未明前後となります。 NOAA/SWPCの太陽風予報では、 明日の朝、10日5時(世界時9日20時)と、 フレア発生から2日程度での到来を予想しています。 到来が早いほど、速度の高まりは大きくなり、 磁気圏の乱れもより激しくなる可能性があります。 どの様な変化がいつ到来するでしょうか。 注目して下さい。 太陽は、2791黒点群が見えなくなり、 2790群の黒点がぽつんと見えるだけです。 X線グラフは、Bクラスの小さい変化が起きている程度で、 太陽は穏やかです。 NOAA/SWPCの予報では、太陽風の乱れは10日5時(世界時9日20時)に到来する可能性があります。 (c) NOAA/SWPC SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) DSCOVRが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、黒線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の紫線)、速度(4番目の青線) (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース AE指数(速報値) 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学WDC 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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