宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2020/12/ 5 14:15 更新 太陽風はやや低速で、磁気圏も穏やかです。 担当 篠原 DSCOVR衛星のデータが不調の様なので、 太陽風は、ACE衛星のグラフを掲載しています。 速度は、350〜400km/秒とやや低速の状態になっています。 磁場強度は、5〜6nTと平均的な状態です。 磁場の南北成分は、北寄りか0nT付近で推移しています。 磁気圏は穏やかの様で、 AE指数は、グラフが見にくい状態が続いていますが、 目立つ程の変化は起きていません。 SDO衛星AIA193は、 中央部にやや淡いコロナホールが見えている様ですが、 広がりは小さいので、穏やかな太陽風が続きそうです。 太陽は、南東(左下)の領域に小さい黒点が数個見えていますが、 群番号はまだ付けられていません。 一方、2785群が西の端(右端)に沈んで行きました。 この後、2786群も見えなくなります。 今朝、5日9時(世界時5日0時)に、 2790群でC1.6の小規模フレアが発生しています。 X線グラフが長時間高まるフレアで、 弱いCME(コロナ質量放出)も発生しているかもしれません。 SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC AE指数(速報値) 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学WDC 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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