宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2020/12/ 6 12:40 更新 太陽風は低速ですが、磁気圏では小さい活動が起きています。 担当 篠原 太陽の南東(左下)の黒点に、2791群と番号が付けられています。 一方、西の端に達していた2786群は、 沈んで見えなくなりました。 フレアは、この沈んだ2786群でC1.2の小規模フレアと、 前後にBクラスの小さいフレアが数回発生しています。 また、中央部南側の2790群で、 C1.2の小規模フレアが発生しています。 見えている黒点は少なくなり、 太陽は穏やかに推移しそうです。 太陽風は、370km/秒程度の低速の風が続いている様です。 磁場強度は、6nTから4nTに少し下がっています。 磁場の南北成分は、南北に変化が発生しています。 磁気圏では小規模の変化が発生している様で、 AE指数は、太くなっているグラフの途中で、 時々変化が現れています。 SDO衛星AIA193は、 太陽の中央部に小さいコロナホールが見えています。 3〜4日後の太陽風に変化が見られるかもしれませんが、 全体としては穏やかな太陽風が続きそうです。 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース DSCOVRが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、黒線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の紫線)、速度(4番目の青線) (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC AE指数(速報値) 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学WDC 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
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