宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2020/11/ 9 12:11 更新 2781群でC5.7の小規模フレアが発生しました。太陽風は平均的な速さに戻りそうです。 担当 篠原 2781黒点群は、昨日の午後、8日14時(世界時8日5時)に C5.7の小規模フレアを起こしました。 その後もBクラスの小さいフレアが発生しています。 可視光写真では、黒点は昨日よりも少なくなっています。 全体としては縮小が続いている様です。 北半球の2780群は、現在は見えなくなっています。 STEREO Ahead衛星によると、 この後、南半球側の東端(左端)から 活動的な領域がこちら側に回ってくる様です。 今度はどの様な活動になるでしょうか。 太陽風は、今朝まで450km/秒前後で推移していましたが、 その後、速度が下がり始めていて、 400km/秒と平均的な状態に戻りそうです。 磁場強度は、4nT前後と平均的な値で推移しています。 南北成分は、グラフの中盤までは南北に小さく変化していましたが、 後半は弱い北寄りになっています。 AE指数のグラフも、 途中までは小規模の変化が数時間おきに発生していますが、 後半は静かになっています。 SDO衛星AIA193では、コロナホールは特に見られず、 太陽風は穏やかな状態になりそうです。 2781黒点群の可視光写真。SDO衛星。 (c) SDO (NASA)、作図:宇宙天気ニュース SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース DSCOVRが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、黒線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の紫線)、速度(4番目の青線) (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース AE指数(速報値) 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学WDC 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
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