宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2020/11/ 5 12:14 更新 C7.3の小規模フレアが発生しました。太陽風は低速で、磁気圏も穏やかです。 担当 篠原 今朝、5日9時(世界時5日0時)に、 太陽の南東(左下)の2781黒点群で C7.3の小規模フレアが発生しました。 その様子をSDO衛星AIA131の動画で紹介します。 C7に達するフレアの発生は、 5月29日のC9.3以来で、およそ5か月ぶりです。 2781群(2枚目に拡大写真を掲載しています)では、 このフレアの他にC1のフレアが昨夜以降で4回発生しています。 X線グラフは、全体の強度も次第に高まっています。 2781群の活動は更に高まるでしょうか。 引き続き注目してください。 太陽風は、290km/秒へ速度が下がり、 より低速の風になっています。 磁場強度も3~4nTとやや弱くなっています。 磁場の南北成分は、 弱い南寄りから弱い北寄りへ傾向が変化しています。 速度がだいぶ下がっていることから、 磁気圏は穏やかな状態が続いています。 AE指数のグラフ(先ほど復帰した様です)は、 ほとんど変化がありません。 SDO衛星AIA193では、低緯度域にコロナホールは見られず、 このまま穏やかな太陽風が続きそうです。 2781群で発生したC7.3の小規模フレア。SDO衛星AIA131。 (c) SDO (NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース) 2781黒点群の可視光写真。SDO衛星。 (c) SDO (NASA)、作図:宇宙天気ニュース SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース DSCOVRが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、黒線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の紫線)、速度(4番目の青線) (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース AE指数(速報値) 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学WDC 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
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