宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (12:14)
今日、C7.4の小規模フレアが発生しました。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
11/ 5 11:46 C1.4
09:04 C7.4
01:58 C1.8
11/ 4 --- ---
11/ 3 --- ---

黒点 11/ 5 (NOAA)
磁場 フレア
2781 8 β C7

太陽風 (DSCOVR)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
12:04 292 +0.2
-2 h 286 +0.8
-4 h 292 +1.1
-6 h 286 +0.7
-8 h 314 +0.8
-10 h 320 +0.4
-12 h 384 +0.5

磁気圏 (京大)
時刻
JST
Dst
nT
 
nT
11:30 -3 -/ -
-2 h 1 -/ -
-4 h 3 -/ -
-6 h 5 -/ -
-8 h 1 -/ -
-10 h 0 -/ -
-12 h 1 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.5 4x10^2
11/ 5 0.8 1x10^3
11/ 4 0.8 7x10^2
11/ 3 0.7 6x10^2
11/ 2 0.8 2x10^3
11/ 1 0.8 7x10^3

静か 激しい 非常に


















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情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2020/10/31 12:48 太陽は穏やかになっています。太陽風は平均的な状態です。
2020/11/ 1 13:21 太陽風は平均的な状態です。2つの黒点群は沈みかけています。
2020/11/ 2 12:17 C3.4の小規模フレアが発生しました。太陽風は低速になっています。
2020/11/ 3 13:55 太陽の南東の端から黒点が現れました。太陽風はやや低速です。
2020/11/ 4 13:02 2781群でC1.1の小規模フレアが発生しました。太陽風は低速に戻っています。
最新のニュース

2020/11/ 5 12:14 更新
C7.3の小規模フレアが発生しました。太陽風は低速で、磁気圏も穏やかです。

担当 篠原

今朝、5日9時(世界時5日0時)に、
太陽の南東(左下)の2781黒点群で
C7.3の小規模フレアが発生しました。
その様子をSDO衛星AIA131の動画で紹介します。
C7に達するフレアの発生は、
5月29日のC9.3以来で、およそ5か月ぶりです。

2781群(2枚目に拡大写真を掲載しています)では、
このフレアの他にC1のフレアが昨夜以降で4回発生しています。
X線グラフは、全体の強度も次第に高まっています。
2781群の活動は更に高まるでしょうか。
引き続き注目してください。


太陽風は、290km/秒へ速度が下がり、
より低速の風になっています。
磁場強度も3~4nTとやや弱くなっています。

磁場の南北成分は、
弱い南寄りから弱い北寄りへ傾向が変化しています。
速度がだいぶ下がっていることから、
磁気圏は穏やかな状態が続いています。
AE指数のグラフ(先ほど復帰した様です)は、
ほとんど変化がありません。

SDO衛星AIA193では、低緯度域にコロナホールは見られず、
このまま穏やかな太陽風が続きそうです。




2781群で発生したC7.3の小規模フレア。SDO衛星AIA131。
(c) SDO (NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


2781黒点群の可視光写真。SDO衛星。
(c) SDO (NASA)、作図:宇宙天気ニュース


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース



DSCOVRが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、黒線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の紫線)、速度(4番目の青線)
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース



AE指数(速報値)
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学WDC




27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr



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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。