宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (14:05)
今日、C2.8の小規模フレアが発生しました。
太陽風の速度がやや高くなっています。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
11/ 6 09:46 C2.0
08:33 C2.8
11/ 5 22:22 C1.7
21:17 C2.8
18:41 C2.3
15:07 C1.7
11:46 C1.4
09:04 C7.4
01:58 C1.8
11/ 4 --- ---

黒点 11/ 5 (NOAA)
磁場 フレア
2781 8 β C7

太陽風 (DSCOVR)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
13:55 464 -0.6
-2 h 429 +3.4
-4 h 396 +1.5
-6 h 342 +6.3
-8 h 355 +0.5
-10 h 339 +3.3
-12 h 320 +1.5

磁気圏 (京大)
時刻
JST
Dst
nT
 
nT
13:30 3 -/ -
-2 h 8 -/ -
-4 h 8 -/ -
-6 h 9 -/ -
-8 h 13 -/ -
-10 h 11 -/ -
-12 h 13 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.6 1x10^2
11/ 6 0.8 3x10^3
11/ 5 0.8 3x10^3
11/ 4 0.8 7x10^2
11/ 3 0.7 6x10^2
11/ 2 0.8 2x10^3

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線3日1日 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
AIA131動画 (SDO)
SUVI195 (GOES)
SUVI131 (GOES)
LASCO (SOHO)
STEREO (STEREO)
太陽風 1日 (DSCOVR)
太陽風 7日 (DSCOVR)
ACE1日7日 (ACE)
衛星電子 (GOES)
衛星陽子 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
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情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2020/11/ 1 13:21 太陽風は平均的な状態です。2つの黒点群は沈みかけています。
2020/11/ 2 12:17 C3.4の小規模フレアが発生しました。太陽風は低速になっています。
2020/11/ 3 13:55 太陽の南東の端から黒点が現れました。太陽風はやや低速です。
2020/11/ 4 13:02 2781群でC1.1の小規模フレアが発生しました。太陽風は低速に戻っています。
2020/11/ 5 12:14 C7.3の小規模フレアが発生しました。太陽風は低速で、磁気圏も穏やかです。
最新のニュース

2020/11/ 6 14:05 更新
C1~2の小規模フレアが続いています。太陽風はやや高速になっています。

担当 篠原

2781黒点群は、現在も大きな姿を保ち、
Cクラスの小規模フレアを起こし続けています。
昨日のC7.3の後に、C1、C2のフレアを10回程度起こしている様です。
活動の様子を、SDO衛星AIA131の動画で紹介します。
小さい輝きが頻繁に発生しています。
また、SDO衛星による黒点の拡大写真を2枚目に掲載します。
この後もフレアの活動は続くのでしょうか。

太陽の中心部の北東側(左上)に黒点が現れています。
3日に2780群と番号が付けられていた領域での黒点の再出現です。

SDO衛星AIA193では、南西側(右下)にも明るい領域が見えています。
ここにも黒点が現れるかもしれません。


太陽風は、昨夜から磁場強度が5nTから強まり始め、
現在は10nTに強まっています。
速度も今日未明あたりから上がり始めて、
300km/秒の低速風から、
グラフの最後は480km/秒とやや高速の状態に変わっています。

27日周期の図の前周期には見られなかった高まりです。
SDO衛星AIA193の太陽コロナ写真で、
南半球側に見えていたコロナホールの影響でしょうか。

磁場の南北成分はやや北寄りで、
時々南に変化する程度です。
ここまでは磁気圏は穏やかで、
AE指数は小さい変化が時々起きている程度です。

この後、太陽風の速度はどの様に推移するでしょうか。
磁場強度が高まったままなので、速度はもう一段高まるかもしれません。
一方、SDO衛星AIA193では目立つ程のコロナホールではなかったので、
変化は小さい規模で終わるかもしれません。
引き続き注目してください。



2781黒点群の活動の様子。SDO衛星 AIA131。
(c) SDO (NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


2781黒点群の可視光写真。SDO衛星。
(c) SDO (NASA)、作図:宇宙天気ニュース


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース



DSCOVRが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、黒線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の紫線)、速度(4番目の青線)
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース



AE指数(速報値)
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学WDC




27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr



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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。