宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2020/11/ 6 14:05 更新 C1~2の小規模フレアが続いています。太陽風はやや高速になっています。 担当 篠原 2781黒点群は、現在も大きな姿を保ち、 Cクラスの小規模フレアを起こし続けています。 昨日のC7.3の後に、C1、C2のフレアを10回程度起こしている様です。 活動の様子を、SDO衛星AIA131の動画で紹介します。 小さい輝きが頻繁に発生しています。 また、SDO衛星による黒点の拡大写真を2枚目に掲載します。 この後もフレアの活動は続くのでしょうか。 太陽の中心部の北東側(左上)に黒点が現れています。 3日に2780群と番号が付けられていた領域での黒点の再出現です。 SDO衛星AIA193では、南西側(右下)にも明るい領域が見えています。 ここにも黒点が現れるかもしれません。 太陽風は、昨夜から磁場強度が5nTから強まり始め、 現在は10nTに強まっています。 速度も今日未明あたりから上がり始めて、 300km/秒の低速風から、 グラフの最後は480km/秒とやや高速の状態に変わっています。 27日周期の図の前周期には見られなかった高まりです。 SDO衛星AIA193の太陽コロナ写真で、 南半球側に見えていたコロナホールの影響でしょうか。 磁場の南北成分はやや北寄りで、 時々南に変化する程度です。 ここまでは磁気圏は穏やかで、 AE指数は小さい変化が時々起きている程度です。 この後、太陽風の速度はどの様に推移するでしょうか。 磁場強度が高まったままなので、速度はもう一段高まるかもしれません。 一方、SDO衛星AIA193では目立つ程のコロナホールではなかったので、 変化は小さい規模で終わるかもしれません。 引き続き注目してください。 (c) SDO (NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース) 2781黒点群の可視光写真。SDO衛星。 (c) SDO (NASA)、作図:宇宙天気ニュース SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース DSCOVRが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、黒線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の紫線)、速度(4番目の青線) (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース AE指数(速報値) 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学WDC 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
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