宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2020/11/ 8 12:10 更新 2781群でCクラスのフレアが続いています。太陽風は再び高速になりました。 担当 篠原 昨日のニュース以降も、 2781黒点群では、C1.8、C2.3の小規模フレアや Bクラスの小さいフレアが発生しています。 活動の様子をSDO衛星AIA131の動画で紹介します。 小さい輝きが頻繁に発生しています。 2枚目にSDO衛星による拡大写真を掲載します。 黒点群の広がりは大きいままですが、 中に見える黒点は昨日よりも小さくなっている様です。 この後縮小して行くのでしょうか。 北半球の2780群は、昨夜くらいに一旦見えなくなって、 再び出現しています。 現在は昨日よりも大きく見えています。 SDO衛星AIA193によると、 昨夜、7日21時(世界時7日12時)に、 この領域でコロナのガスを吹き飛ばす様な 小さい爆発が発生しています。 弱いCME(コロナ質量放出)が起きているかもしれません。 太陽風は、昨日のニュースの後に再び500km/秒に高まり、 高速の状態に戻りました。 夜になるとゆっくりと下がり始め、現在は460km/秒くらいです。 27日周期の図を見ると、前周期は300km/秒の低速風だったところに、 高速太陽風が2日にわたって続いています。 太陽風磁場の南北成分は、0nT付近で小さく南北に変化しています。 AE指数は300~500nTの小規模の変化が3回ほど発生していて、 やや活動的な状態です。 (c) SDO (NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース) 2781黒点群の可視光写真。SDO衛星。 (c) SDO (NASA)、作図:宇宙天気ニュース SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース DSCOVRが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、黒線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の紫線)、速度(4番目の青線) (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース AE指数(速報値) 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学WDC 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
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