宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2020/11/ 4 13:02 更新 2781群でC1.1の小規模フレアが発生しました。太陽風は低速に戻っています。 担当 篠原 太陽の南東(左下)の黒点は、2781群と番号が付けられました。 今日は全体の姿が見えるようになっています。 この領域で、昨日の午後、3日16時(世界時3日7時)に、 C1.1の小規模フレアが発生しました。 今のところ目立った活動はこの小さいフレア程度で、 2781群の活動は特に高まってはいません。 また、今朝、4日6時(世界時3日21時)に、 北東側の2780群の領域で、B4.7の小さいフレアが発生しています。 規模は小さいですが、 弱いCME(コロナ質量放出)が飛び出しているかもしれません。 太陽の中央部の南半球側に小さい黒点が発生している様です。 番号が付けられる様な規模に成長するでしょうか。 太陽風は、速度のデータが乱れていますが、 グラフの中盤までは360km/秒程度で推移して、 後半になると320km/秒へ下がっています。 400km/秒近くへの弱い高まりは終わって、低速の風に戻っています。 磁場強度は4nTと平均的な状態で、 南北成分は0nT付近で推移しています。 このため、磁気圏は穏やかです。 掲載している27日周期の図では、 前周期の太陽風は グラフの最後まで300km/秒付近の低速の風が続いています。 SDO衛星AIA193では、低緯度域にコロナホールは見られず、 今回も同様に低速の太陽風が続きそうです。 太陽の南東(左下)の2781黒点群。SDO衛星。 (c) SDO (NASA)、作図:宇宙天気ニュース SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース DSCOVRが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、黒線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の紫線)、速度(4番目の青線) (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
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