宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2020/11/ 3 13:55 更新 太陽の南東の端から黒点が現れました。太陽風はやや低速です。 担当 篠原 太陽の南東の端(左下)から新しい黒点群が姿を現してます。 SDO衛星による拡大写真を掲載します。 また、この領域の活動の様子を、 SDO衛星AIA131の動画で紹介します。 太陽の向こう側からこちら側へ回り込んでくるところです。 今のところ、X線グラフは特に変化は見られません。 今後どのような活動を起こすでしょうか。 昨日、太陽の北東側に現れていた黒点は、 2780群と番号が付けられましたが、 現在は見えなくなっています。 太陽風は、380km/秒前後へ速度が少し上がっています。 やや低速の状態です。 磁場強度は、9nTから4nTへ下がり、 平均的な状態に戻っています。 速度の変化はこの辺りで落ち着きそうです。 27日周期の図では、 前周期の10月7日から8日にかけて 速度の小さい高まりが発生してます。 この変化の回帰なのでしょうか。 太陽風磁場の南北成分は、 北向きから0nT付近に傾向が変化しています。 今のところ磁気圏は穏やかですが、 今後、磁場が南寄りに変わった場合、 弱い活動が見られるようになるでしょう。 (c) SDO (NASA)、作図:宇宙天気ニュース 新しい黒点群の活動の様子。SDO衛星AIA131。 (c) SDO (NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース) SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース DSCOVRが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、黒線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の紫線)、速度(4番目の青線) (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
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