宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (13:21)
太陽フレアは静かです。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
放射線帯電子がやや強くなっています。太陽放射線は静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
11/ 1 --- ---
10/31 --- ---
10/30 04:50 C1.5
00:58 C1.3

黒点 11/ 1 (NOAA)
磁場 フレア
2778 2 α ---
2779 4 β C2

太陽風 (DSCOVR)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
13:15 402 +1.2
-2 h 400 +1.5
-4 h 394 +2.4
-6 h 384 +1.9
-8 h 381 +1.9
-10 h 370 +2.1
-12 h 372 +2.0

磁気圏 (京大)
時刻
JST
Dst
nT
 
nT
04:30 -12 -/ -
-2 h -16 -/ -
-4 h -26 -/ -
-6 h - -/ -
-8 h - -/ -
-10 h - -/ -
-12 h - -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.6 8x10^1
11/ 1 0.7 7x10^3
10/31 0.8 9x10^3
10/30 0.7 2x10^4
10/29 0.7 2x10^4
10/28 0.7 2x10^4

静か 激しい 非常に


















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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2020/10/27 12:41 太陽でフィラメント噴出が発生しています。550km/秒の高速太陽風が続いています。
2020/10/28 12:40 C4.3の小規模フレアが発生しました。太陽風は500km/秒の高速風が続いています。
2020/10/29 13:50 新しく2779黒点群が発生しています。500km/秒の高速太陽風が続いています。
2020/10/30 12:20 C4.3の小規模フレアが発生しました。高速太陽風は終わり、平均的な速度に下がっています。
2020/10/31 12:48 太陽は穏やかになっています。太陽風は平均的な状態です。
最新のニュース

2020/11/ 1 13:21 更新
太陽風は平均的な状態です。2つの黒点群は沈みかけています。

担当 篠原

太陽風は、400km/秒と平均的な速度が続いています。
磁場強度も、4~5nTと平均的です。

磁場の南北成分は、
グラフの前半は南寄りで、後半は北寄りになっています。
AE指数のグラフが停止しているので他のデータを参考にすると、
磁気圏の活動も小規模の活動が見られた状態から、
現在は穏やかになっている様です。

27日周期の図では、
前周期の太陽風は27日前にあたる10月5日から
300km.秒台の低速風に変化しています。
今回もこれから下がっていくのかもしれません。


太陽は、2778、2779黒点群が西の端に達していて、
この後、見えなくなります。

一方、昨日注目していた東端の新しい領域は、
SDO衛星の可視光写真では白斑が見えるだけで、
黒点はありませんでした。

STEREO Ahead衛星によると、
南東の向こう側にもう一つ活動的な領域がある様です。
次は、こちらの出現に注目して下さい。

X線グラフでは、Bクラスの小さいフレアが発生しています。
西の端の2778群で発生している様です。


放射線帯の高エネルギー電子は、
昨夜遅くに大きく減少しています。
この頃に、磁気圏活動の高まりが起きたのではないでしょうか。



SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



DSCOVRが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、黒線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の紫線)、速度(4番目の青線)
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr


GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース



GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子 ( 2 MeV 以上 ) の変化
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース




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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。