宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2020/11/ 1 13:21 更新 太陽風は平均的な状態です。2つの黒点群は沈みかけています。 担当 篠原 太陽風は、400km/秒と平均的な速度が続いています。 磁場強度も、4~5nTと平均的です。 磁場の南北成分は、 グラフの前半は南寄りで、後半は北寄りになっています。 AE指数のグラフが停止しているので他のデータを参考にすると、 磁気圏の活動も小規模の活動が見られた状態から、 現在は穏やかになっている様です。 27日周期の図では、 前周期の太陽風は27日前にあたる10月5日から 300km.秒台の低速風に変化しています。 今回もこれから下がっていくのかもしれません。 太陽は、2778、2779黒点群が西の端に達していて、 この後、見えなくなります。 一方、昨日注目していた東端の新しい領域は、 SDO衛星の可視光写真では白斑が見えるだけで、 黒点はありませんでした。 STEREO Ahead衛星によると、 南東の向こう側にもう一つ活動的な領域がある様です。 次は、こちらの出現に注目して下さい。 X線グラフでは、Bクラスの小さいフレアが発生しています。 西の端の2778群で発生している様です。 放射線帯の高エネルギー電子は、 昨夜遅くに大きく減少しています。 この頃に、磁気圏活動の高まりが起きたのではないでしょうか。 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) DSCOVRが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、黒線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の紫線)、速度(4番目の青線) (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子 ( 2 MeV 以上 ) の変化 (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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