宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2020/11/ 2 12:17 更新 C3.4の小規模フレアが発生しました。太陽風は低速になっています。 担当 篠原 今日未明、2日2時半(世界時1日17時半)に、 太陽の西の端(右端)に沈みかけていた2779黒点群で C3.4の小規模フレアが発生しました。 SDO衛星AIA94の動画を掲載します。 (普段掲載しているAIA131は、画像が乱れていました) 17時半に活動領域の下寄りで明るく光っているのがこのフレアです。 NOAAの報告では、2779群で発生したとされているのですが、 動画では、その南側にあった2778群で発生している様にも見えます。 直後の2日4時(世界時1日19時)にも、 少し上側でC1.6の小規模フレアが発生しています。 発生場所は2779群です。 2778、2779黒点群は太陽の西の端に沈んで見えなくなりましたが、 東端(左端)の北半球側に新しい黒点が現れています 太陽は無黒点にはならなかった様です。 また、東端の南半球側では、 活動的な領域が向こう側から近づいています。 明日には姿を現しそうです。 黒点はできているでしょうか。 太陽風は、昨夜遅くから速度が低下を始めて、 現在は320km/秒の低速風になっています。 27日周期の図の前周期と同じ様な推移になりました。 磁場強度は、5nTから9nTに少し強まっています。 南北成分は、磁場の強まり始めに -5nTの南向きがしばらく続きました。 速度は低速になり始めていましたが、 磁気圏の活動は少し高まった様です。 その後は、磁場は0nT付近で推移する様になり、 磁気圏も穏やかになっています。 前周期を参考にすると、 これからしばらく300km/秒台の低速の太陽風が続きそうです。 (c) SDO (NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース) SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース DSCOVRが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、黒線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の紫線)、速度(4番目の青線) (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
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