宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (12:17)
今日、C3.4の小規模フレアが発生しました。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏の最新データがありません。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
11/ 2 03:45 C1.7
02:16 C3.4
11/ 1 --- ---
10/31 --- ---

黒点 11/ 2 (NOAA)
磁場 フレア
2779 2 β C3

太陽風 (DSCOVR)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
12:04 328 +2.2
-2 h 335 +0.2
-4 h 345 -0.0
-6 h 348 +0.2
-8 h 356 -1.8
-10 h 378 -5.5
-12 h 369 -4.5

磁気圏 (京大)
時刻
JST
Dst
nT
 
nT
-:- - -/ -
-2 h - -/ -
-4 h - -/ -
-6 h - -/ -
-8 h - -/ -
-10 h - -/ -
-12 h - -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.5 2x10^2
11/ 2 0.7 2x10^3
11/ 1 0.8 7x10^3
10/31 0.8 9x10^3
10/30 0.7 2x10^4
10/29 0.7 2x10^4

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
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X線3日1日 (GOES)
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SUVI131 (GOES)
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2020/10/28 12:40 C4.3の小規模フレアが発生しました。太陽風は500km/秒の高速風が続いています。
2020/10/29 13:50 新しく2779黒点群が発生しています。500km/秒の高速太陽風が続いています。
2020/10/30 12:20 C4.3の小規模フレアが発生しました。高速太陽風は終わり、平均的な速度に下がっています。
2020/10/31 12:48 太陽は穏やかになっています。太陽風は平均的な状態です。
2020/11/ 1 13:21 太陽風は平均的な状態です。2つの黒点群は沈みかけています。
最新のニュース

2020/11/ 2 12:17 更新
C3.4の小規模フレアが発生しました。太陽風は低速になっています。

担当 篠原

今日未明、2日2時半(世界時1日17時半)に、
太陽の西の端(右端)に沈みかけていた2779黒点群で
C3.4の小規模フレアが発生しました。

SDO衛星AIA94の動画を掲載します。
(普段掲載しているAIA131は、画像が乱れていました)
17時半に活動領域の下寄りで明るく光っているのがこのフレアです。
NOAAの報告では、2779群で発生したとされているのですが、
動画では、その南側にあった2778群で発生している様にも見えます。

直後の2日4時(世界時1日19時)にも、
少し上側でC1.6の小規模フレアが発生しています。
発生場所は2779群です。

2778、2779黒点群は太陽の西の端に沈んで見えなくなりましたが、
東端(左端)の北半球側に新しい黒点が現れています
太陽は無黒点にはならなかった様です。

また、東端の南半球側では、
活動的な領域が向こう側から近づいています。
明日には姿を現しそうです。
黒点はできているでしょうか。



太陽風は、昨夜遅くから速度が低下を始めて、
現在は320km/秒の低速風になっています。
27日周期の図の前周期と同じ様な推移になりました。

磁場強度は、5nTから9nTに少し強まっています。
南北成分は、磁場の強まり始めに -5nTの南向きがしばらく続きました。
速度は低速になり始めていましたが、
磁気圏の活動は少し高まった様です。
その後は、磁場は0nT付近で推移する様になり、
磁気圏も穏やかになっています。

前周期を参考にすると、
これからしばらく300km/秒台の低速の太陽風が続きそうです。



太陽の西の端で発生したC3.4、C1.6の小規模フレア。SDO衛星AIA94。
(c) SDO (NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース



DSCOVRが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、黒線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の紫線)、速度(4番目の青線)
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr



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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。