宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2020/10/31 12:48 更新 太陽は穏やかになっています。太陽風は平均的な状態です。 担当 篠原 2778、2779の2つの黒点群は、 太陽の南西の端にだいぶ近付いています。 昨日のニュース以降は目立った活動はなく、 X線グラフは変化が見られなくなっています。 一方、SDO衛星AIA193の太陽コロナ写真を見ると、 東端の南北に明るい部分があり、 活動的な領域がこちら側に回ってきています。 黒点は現れるでしょうか。 また、STEREO Ahead衛星によると、 南東の端(左下)の更に奥にもうひとつ活動的な領域がある様です。 こちら側に現れるのは3日後くらいになりそうですが、 注目してください。 太陽風は、420km/秒と平均的な速度で安定しています。 磁場強度は3nTから5nTに少し上がって、 こちらも平均的な状態です。 磁場の南北成分は、 グラフの後半で南北に少し変化する様になっています。 磁気圏は穏やかで、AE指数は変化が少なくなっています。 放射線帯の高エネルギー電子はゆっくりと減少が続いていて、 今日は1万を割っています。 この後もゆっくりと下がっていくでしょう。 SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース DSCOVRが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、黒線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の紫線)、速度(4番目の青線) (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース AE指数(速報値) 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学WDC 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子 ( 2 MeV 以上 ) の変化 (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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