宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (13:50)
今日、C1.4の小規模フレアが発生しました。
太陽風の速度がやや高くなっています。
磁気圏は静かです。
放射線帯電子が強くなっています。太陽放射線は静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
10/29 07:02 C1.4
10/28 --- ---
10/27 22:33 C1.5
19:59 C2.3
18:40 C1.4
15:11 C4.3
13:37 C1.4

黒点 10/29 (NOAA)
磁場 フレア
2778 11 βγ C4
2779 5 β C1

太陽風 (DSCOVR)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
13:45 499 -0.7
-2 h 497 +0.1
-4 h 502 +0.5
-6 h 502 +0.2
-8 h 504 +0.7
-10 h 505 -3.5
-12 h 506 -1.1

磁気圏 (京大)
時刻
JST
Dst
nT
 
nT
13:30 -23 -/ -
-2 h -21 -/ -
-4 h -23 -/ -
-6 h -20 -/ -
-8 h -26 -/ -
-10 h -25 -/ -
-12 h -29 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.5 5x10^3
10/29 0.7 2x10^4
10/28 0.7 2x10^4
10/27 0.7 2x10^4
10/26 0.7 2x10^4
10/25 0.8 4x10^3

静か 激しい 非常に


















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黒点動画 (SDO)
X線3日1日 (GOES)
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2020/10/24 14:06 高速太陽風が到来し、530km/秒に高まっています。磁気圏の活動も強まっています。
2020/10/25 13:24 高速の太陽風が続いています。磁気圏も活動的な状態が続きました。
2020/10/26 11:59 太陽に新しい黒点が現れています。高速の太陽風が続いています。
2020/10/27 12:41 太陽でフィラメント噴出が発生しています。550km/秒の高速太陽風が続いています。
2020/10/28 12:40 C4.3の小規模フレアが発生しました。太陽風は500km/秒の高速風が続いています。
最新のニュース

2020/10/29 13:50 更新
新しく2779黒点群が発生しています。500km/秒の高速太陽風が続いています。

担当 篠原

昨夜から、2778黒点群の左上に新しい黒点が現れ、
現在、2779黒点群として大きく見えています。

27日からの2日間の2778、2779黒点群の様子を、
SDO衛星可視光写真の動画で紹介します。
2778群の黒点の形が大きく変化する様子や、
2779群が急に現れる様子をご覧下さい。

2779黒点群では、C1の小規模フレアが3回発生していて、
現在は2778群よりも活動的な様です。
今後の変化に注目してください。


太陽風は、500km/秒の高さに張り付くようにグラフが推移しています。
磁場強度は、3~5nTの間を変化しています。

磁場の南北成分は、グラフの中盤で南寄りに変化しています。
この時間帯に磁気圏の活動が高まり、
AE指数は、500nT程度の中規模の変化から、
最大で1200nTの大きい変化も発生しています。

その後、磁場の南北成分は0nT付近で変化する様になり、
それと共にAE指数の変化は小さくなっています。

27日周期の図を見ると、
前周期の太陽風はもう1日ほど500km/秒台を保ち、
その後、速度が下がっています。
今回もそろそろ高速風は終わるのかもしれません。


放射線帯の高エネルギー電子は、今日も1万を超えています。
この後高速太陽風が終わると、
こちらもゆっくりと減少を始めるでしょう。



2日間の2778、2779黒点群の変化。SDO衛星。
(c) SDO (NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース



DSCOVRが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、黒線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の紫線)、速度(4番目の青線)
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース



AE指数(速報値)
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学WDC




27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr


GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子 ( 2 MeV 以上 ) の変化
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース




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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。