宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (12:40)
昨日、C4.3の小規模フレアが発生しています。
太陽風の速度がやや高くなっています。
磁気圏は静かです。
放射線帯電子が強くなっています。太陽放射線は静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
10/28 --- ---
10/27 22:33 C1.5
19:59 C2.3
18:40 C1.4
15:11 C4.3
13:37 C1.4
10/26 --- ---

黒点 10/28 (NOAA)
磁場 フレア
2778 12 βγ C4

太陽風 (DSCOVR)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
12:34 503 -1.7
-2 h 509 -0.6
-4 h 514 -0.8
-6 h 504 +0.7
-8 h 504 +0.8
-10 h 508 +1.2
-12 h 508 +0.9

磁気圏 (京大)
時刻
JST
Dst
nT
 
nT
12:30 -25 -/ -
-2 h -18 -/ -
-4 h -10 -/ -
-6 h -10 -/ -
-8 h -22 -/ -
-10 h -20 -/ -
-12 h -16 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.5 7x10^3
10/28 0.7 2x10^4
10/27 0.7 2x10^4
10/26 0.7 2x10^4
10/25 0.8 4x10^3
10/24 0.7 6x10^2

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線3日1日 (GOES)
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SUVI131 (GOES)
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情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2020/10/23 11:09 太陽風は平均的な速度に上がっています。新しい黒点が現れている様です。
2020/10/24 14:06 高速太陽風が到来し、530km/秒に高まっています。磁気圏の活動も強まっています。
2020/10/25 13:24 高速の太陽風が続いています。磁気圏も活動的な状態が続きました。
2020/10/26 11:59 太陽に新しい黒点が現れています。高速の太陽風が続いています。
2020/10/27 12:41 太陽でフィラメント噴出が発生しています。550km/秒の高速太陽風が続いています。
最新のニュース

2020/10/28 12:40 更新
C4.3の小規模フレアが発生しました。太陽風は500km/秒の高速風が続いています。

担当 篠原

昨日の午後、27日15時(世界時27日6時)に、
太陽の南側の2778黒点群で、C4.3の小規模フレアが発生しました。

同じくらいの規模としては、
10日前の10月16日にC3.5のフレアが発生しています。
また、C4以上のフレアと考えると、
5か月前の5月29日に発生したC9.3以来です。

2778黒点群では、その後もC1やBクラスのフレアが続いています。
活動の様子をSDO衛星AIA131の動画で紹介します。
2778群は黒点も大きくなっています。
引き続き注目してください。

一方、太陽の北西に見えていた小さい黒点は、
今朝くらいで見えなくなっています。


太陽風は、500km/秒に速度が下がっていますが、
高速の状態は続いています。
磁場強度は、3nTから5nTに上がりましたが、
グラフの後半で再び3nTに下がっています。

27日周期の図では、
前周期の高速太陽風はゆっくりと低下を始めています。
SDO衛星AIA193では、太陽の中央部にコロナホールはありません。
今回も太陽風の速度は低下に向かいそうです。

AE指数は、800nTの中規模の変化が1回起きていますが、
その後はあまり変化のない状態です。
磁気圏の活動は落ち着いています。


放射線帯の高エネルギー電子は、
1万に高まった状態が続いています。



C4.3フレアなどを起こした2778黒点群の活動の様子。SDO衛星AIA131。
(c) SDO (NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


2778黒点群の拡大写真。SDO衛星。
(c) SDO (NASA)、作図:宇宙天気ニュース


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース



DSCOVRが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、黒線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の紫線)、速度(4番目の青線)
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース



AE指数(速報値)
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学WDC




27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr


GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子 ( 2 MeV 以上 ) の変化
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース




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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。