宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
Supported by NIT, Kagoshima College |
太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
| ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
2020/10/28 12:40 更新 C4.3の小規模フレアが発生しました。太陽風は500km/秒の高速風が続いています。 担当 篠原 昨日の午後、27日15時(世界時27日6時)に、 太陽の南側の2778黒点群で、C4.3の小規模フレアが発生しました。 同じくらいの規模としては、 10日前の10月16日にC3.5のフレアが発生しています。 また、C4以上のフレアと考えると、 5か月前の5月29日に発生したC9.3以来です。 2778黒点群では、その後もC1やBクラスのフレアが続いています。 活動の様子をSDO衛星AIA131の動画で紹介します。 2778群は黒点も大きくなっています。 引き続き注目してください。 一方、太陽の北西に見えていた小さい黒点は、 今朝くらいで見えなくなっています。 太陽風は、500km/秒に速度が下がっていますが、 高速の状態は続いています。 磁場強度は、3nTから5nTに上がりましたが、 グラフの後半で再び3nTに下がっています。 27日周期の図では、 前周期の高速太陽風はゆっくりと低下を始めています。 SDO衛星AIA193では、太陽の中央部にコロナホールはありません。 今回も太陽風の速度は低下に向かいそうです。 AE指数は、800nTの中規模の変化が1回起きていますが、 その後はあまり変化のない状態です。 磁気圏の活動は落ち着いています。 放射線帯の高エネルギー電子は、 1万に高まった状態が続いています。 (c) SDO (NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース) 2778黒点群の拡大写真。SDO衛星。 (c) SDO (NASA)、作図:宇宙天気ニュース SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース DSCOVRが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、黒線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の紫線)、速度(4番目の青線) (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース AE指数(速報値) 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学WDC 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子 ( 2 MeV 以上 ) の変化 (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
宇宙天気ニュースは、 鹿児島工業高等専門学校にWebサーバを設置しています。 |