宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2020/10/27 12:41 更新 太陽でフィラメント噴出が発生しています。550km/秒の高速太陽風が続いています。 担当 篠原 今朝、27日7時(世界時26日22時)に、 太陽の中央部の北半球側でフィラメント噴出が発生しました。 SDO衛星AIA304による動画を掲載します。 淡いため少し見にくいですが、 薄暗く見えるコロナのガスが、左斜め上を中心に噴出しています。 このガスの流れは、 CME(コロナ質量放出)として太陽から飛び出して行きますが、 中心部で発生したので、地球へも向かっている可能性があります。 現在、高速太陽風が続いていることを考えると、 3~4日後くらいに到来するかもしれません。 磁場の強まりが流れて来た場合、 磁場が南向きに強まると、磁気圏の活動も活発になります。 注目してください。 太陽では、昨日南半球に現れた黒点に2778群と番号が付けられました。 現在は昨日よりも大きくなっていて、 掲載の可視光写真でも目立っています。 この影響か、X線グラフは全体の強度が高まっています。 Bクラスの小さいフレアも続いていて、 今後、更に規模の大きいフレアを起こすかもしれません。 また、太陽の北西(右上)に小さい黒点が現れています。 掲載の可視光写真でも微かに見えていますが、 SDO衛星AIA193で明るく光っている領域です。 太陽風は、データが少し乱れていますが、 550km/秒の高速風が続いています。 磁場強度は、5nTから3nTへ少し下がっています。 高速太陽風の領域は、後半に入ってきたのかもしれません。 磁場の南北成分は、弱い南寄りの傾向が続いています。 このため、磁気圏の活動も高まった状態が続いていて、 AE指数は500nT前後の変化が続いています。 今回の高速太陽風の影響で放射線帯の高エネルギー電子が増加し、 GOES衛星のグラフが1万を超えるレベルに高まっています。 (c) SDO (NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース) SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース DSCOVRが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、黒線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の紫線)、速度(4番目の青線) (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース AE指数(速報値) 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学WDC 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子 ( 2 MeV 以上 ) の変化 (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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