宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2020/10/26 11:59 更新 太陽に新しい黒点が現れています。高速の太陽風が続いています。 担当 篠原 昨日の午後くらいから、 太陽の南半球の中央部に黒点発生しました。 現在の写真では、東西方向に広がっています。 X線グラフは、全体の強度が少し高まり、 新しい黒点の領域では、小さい活動も発生しています。 活動の規模は高まるでしょうか。 この後の推移に注目してください。 一方、2776黒点群は、西の端に達していて、 沈みかけています。 太陽風は、速度が550km/秒から530km/秒に少し下がっていますが、 高速の状態は続いています。 磁場強度は、5nT程度と平均的な状態が続いています。 グラフの最後で少し高まっていますが、すぐに戻りそうです。 磁場の南北成分は、グラフの中盤まで南寄りが続き、 その後一旦北に向いて、最後は再び南寄りになっています。 AE指数も、グラフの途中までは 500~1000nTの中規模の変化が続いていますが、 終わり頃は静かになっています。 太陽風のグラフで磁場が再び南寄りになっているので、 この傾向が続けば、磁気圏の活動も再び高まるでしょう。 SDO衛星AIA193では、北半球のコロナホールは、 全体的に西半球側に進んでいます。 高速の太陽風は後半に入りそうです。 SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース DSCOVRが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、黒線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の紫線)、速度(4番目の青線) (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース AE指数(速報値) 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学WDC 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
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