宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2020/10/23 11:09 更新 太陽風は平均的な速度に上がっています。新しい黒点が現れている様です。 担当 篠原 太陽風は、今朝まで350k/秒と低速の状態でしたが、 その後ゆっくりと上昇して、 現在は400km/秒と平均的な速さに達しています。 磁場強度は5nT前後と平均的な状態です。 磁場の南北成分は、北寄りから弱い南寄りに変わっています。 このため、AE指数のグラフも、 前半は変化がありませんが、 後半は小規模の変化が見られる様になっています。 27日周期の図を見ると、 前周期(9月26日)の太陽風は、500km/秒台の高速状態でした。 SDO衛星AIA193では、 太陽の北半球側にコロナホールが見えていて、 今後、この領域の影響がやって来ると思われます。 今朝からの速度の変化が、このまま高速風につながるのか、 一旦止まって、もう少し後から高まりが始まるのか、 引き続き注目してください。 太陽は、北東側に磁場の強まりが発生して、 小さい黒点が現れている様です。 SDO衛星AIA193でも、明るい領域になっています。 更に発達するでしょうか。 X線グラフは、欠測の時間帯がありますが、 データが見えている部分は穏やかです。 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) DSCOVRが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、黒線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の紫線)、速度(4番目の青線) (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース AE指数(速報値) 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学WDC 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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