宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2020/10/20 12:55 更新 太陽でコロナの弱い噴出が発生しています。太陽風は平均的な状態です。 担当 篠原 昨夜、10月19日21時(世界時19日12時)頃に、 太陽の中央部の2776黒点群でA8の小さいフレアが発生しました。 SDO衛星AIA193の動画を見ると、 このフレアに伴ってコロナのガスが飛び出している様です。 この噴出による太陽風の乱れが、 3~4日ほどかけて地球に到来する可能性があります。 弱い噴出なので、 太陽風磁場が強まる様な変化が見られるのではないでしょうか。 この場合、磁場が南向きに強まると, オーロラの活動が一気に高まる可能性があります。 しばらく注目してください。 2776黒点群では、この他にもB1~2の小さいフレアが数回発生しています。 フレアの活動としては、この規模で安定しています。 太陽風は、19日23時(世界時19日14時)頃に一段強まって、 速度は350km/秒から420km/秒に、 磁場強度は5nTから9nTに、それぞれ変化しています。 磁場強度はその後5nTに下がり、 速度、磁場強度ともに平均的な状態になっています。 27日周期の図を見ると、 前周期と同じ様なタイミングで高まりが発生しています。 この後、高速風へ変化するでしょうか。 太陽風磁場の南北成分は、南北に変化する様になっています。 AE指数のグラフは現在停止していますが、 他の指数を参照すると、磁気圏では小規模の活動が発生している様です。 2776黒点群で発生したA8フレアの様子。SDO衛星AIA193。 (c) SDO (NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース) SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース DSCOVRが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、黒線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の紫線)、速度(4番目の青線) (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
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