宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2020/10/18 12:59 更新 310km/秒の低速の太陽風が続いています。磁気圏も穏やかです。 担当 篠原 太陽風は、310km/秒と低速の風が続いています。 27日周期の図では、 速度のグラフは下端に張り付く様に推移しています。 磁場強度は、5nTから10nTに強まり、 その後2nTへ下がっています。 南北成分は、グラフの初めは南向きでしたが、 以降は北寄りになっています。 磁気圏は概ね静穏で、 AE指数のグラフは、磁場が南を向いた頃に 250nTの小規模の変化が起きていますが、 以降はほとんど変化していません。 27日周期の図で前周期の太陽風を参考にすると、 明日、明後日くらいから速度の高まりが回帰するかもしれません。 一方、SDO衛星AIA193では、 南半球のコロナホールが西側に進んでいて、 こちらの影響も明後日くらいに到来する可能性があります。 太陽は、中央部の南東側(左下)に2776黒点群が見えています。 今朝、この領域でB1.8の小さいフレアが発生しています。 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) DSCOVRが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、黒線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の紫線)、速度(4番目の青線) (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース AE指数(速報値) 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学WDC 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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