宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2020/10/15 13:02 更新 太陽風の速度は270km/秒に下がっています。新しい黒点は2776群となっています。 担当 篠原 太陽風の速度は270km/秒へ下がり、かなり低速になっています。 27日周期の図では、 速度のグラフは300km/秒以上を描いていますが、 10月10日以降は緑色の線がほとんど見えない低速風が続いています。 太陽風の磁場強度は、3nTとやや弱い状態に下がっています。 南北成分は弱い北寄りが続いていて、 速度がかなり下がっていることもあり、磁気圏はとても穏やかです。 AE指数はほとんど変化のない状態です。 SDO衛星AIA193では、 太陽の東端まで低緯度域にコロナホールはありません。 27日周期の図を見ると、 前周期は5日後に相当する9月23日から速度が高まり始めているのですが、 今回はどうなるでしょうか。 太陽は、南東に現れた黒点に2776群と番号が付けられています。 NOAA/SWPCの記録では、B1の小さいフレアが7回ほど発生しています。 黒点の規模はさらに拡大するでしょうか。 引き続き注目してください。 SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) DSCOVRが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、黒線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の紫線)、速度(4番目の青線) (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース AE指数(速報値) 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学WDC 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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