宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2020/10/11 13:47 更新 300km/秒の低速の太陽風が続いています。磁気圏は穏やかです。 担当 篠原 太陽風の速度は、300km/秒に下がった状態で安定しています。 磁場強度は、4nTと平均的な状態です。 磁気圏は静穏で、 AE指数は、小さい変化が数回起きている程度です。 SDO衛星AIA193の太陽コロナ写真では、 低緯度域にコロナホールは見られず、 低速の穏やかな太陽風がしばらく続きそうです。 一方、27日周期の図を見ると、 ちょうど27日前の9月14日に、 太陽風の速度が400km/秒に達する小さい変化が発生しています。 今回、これに相当する変化は見られるでしょうか。 太陽は、2つの黒点群が見えています。 左の2775黒点群は、昨日よりも少し大きくなっています。 2775群では、Aクラスの小さいフレアの発生が続いています。 ただし、X線グラフで最も大きく変化しているA8の小さいフレアは、 太陽の北東の端の領域(AIA193で明るく光っている場所)で発生した様です。 黒点があるかどうかは、まだはっきり分かりません。 SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) DSCOVRが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、黒線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の紫線)、速度(4番目の青線) (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース AE指数(速報値) 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学WDC 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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