宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (13:29)
太陽フレアは静かです。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気嵐がやや発達しています。
放射線帯電子が非常に強くなっています。太陽放射線は静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
10/ 6 --- ---
10/ 5 --- ---
10/ 4 --- ---

黒点 10/ 6 (NOAA)
磁場 フレア
なし --- --- ---

太陽風 (DSCOVR)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
13:25 341 -0.5
-2 h 351 -0.3
-4 h 362 -0.5
-6 h 359 -0.6
-8 h 358 -7.0
-10 h 355 -7.3
-12 h 360 -3.4

磁気圏 (京大)
時刻
JST
Dst
nT
 
nT
12:30 -68 -/ -
-2 h -56 -/ -
-4 h -55 -/ -
-6 h -61 -/ -
-8 h -53 -/ -
-10 h -30 -/ -
-12 h -28 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.5 2x10^2
10/ 6 0.7 3x10^4
10/ 5 0.7 4x10^4
10/ 4 0.8 2x10^4
10/ 3 0.8 4x10^4
10/ 2 0.8 3x10^4

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線3日1日 (GOES)
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情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2020/10/ 1 12:35 太陽風の速度は540km/秒に下がり、高速太陽風は終わりに近付いています。
2020/10/ 2 13:39 高速の太陽風が続いています。磁気圏もやや活動的です。
2020/10/ 3 12:59 太陽風はやや高速程度に下がっています。太陽は無黒点です。
2020/10/ 4 13:01 太陽風は平均的な速度に戻りました。磁気圏も穏やかになっています。
2020/10/ 5 12:14 太陽風は低速になっています。9月の黒点相対数は 0.7 でした。
最新のニュース

2020/10/ 6 13:29 更新
太陽風磁場の強まりが到来して、磁気圏の活動も活発になりました。

担当 篠原

昨日の午後から太陽風の磁場強度がゆっくりと強まって、
2nTと弱い状態から、現在は10nTへ強まっています。
速度は、320km/秒から360km/秒へ少し高まった程度です。

STEREO Ahead衛星によると、
9月30日にとても淡いCME(コロナ質量放出)が発生し、
その乱れが5日ほどかけて地球へやって来た様です。
COR2、HI1カメラによる動画を掲載します。
この写真では地球は右方向にあり、
淡いCMEのガスが右に向かって飛び出しています。

SDO衛星の画像では、とても淡くて分かりにくいのですが、
30日21時(世界時30日12時)頃に、
北半球側でフィラメント噴出が発生した様です。

太陽風磁場の南北成分は、
磁場が強まり始めた直後から南向きに振れる様になり、
最大で -10nT近くに達しています。
このため、磁気圏の活動も高まって、
AE指数は500nTから最大1100nTに達する活発な変化が
半日ほど続いています。

太陽風磁場の南向きは、今朝早くに終わり、
以降の南北成分は0nT付近になっています。
磁気圏の活動もグラフの後半は同様に小さくなっています。

強まっている磁場強度も、この後は低下に向かい、
低速の穏やかな太陽風に戻るでしょう。


太陽は無黒点です。
穏やかな状態が続いています。




STEREO Ahead衛星のCOR2、HI1カメラによる、9月30日に発生した淡いCMEの噴出。
(c) STEREO (NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース)


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真
(c) SDO (NASA)



DSCOVRが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、黒線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の紫線)、速度(4番目の青線)
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース



AE指数(速報値)
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学WDC




27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr


GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース




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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。