宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2020/10/ 8 12:08 更新 太陽風の速度は少し上がって、平均的な状態です。太陽に新しい黒点が現れています。 担当 篠原 昨夜遅くから太陽風の速度が少し高まり、 330km/秒の低速の状態から、 410km/秒と平均的な速さに上がっています。 磁場強度は、速度が高まる頃に10nT程度に強まりましたが、 現在は3~4nTとやや弱い状態に戻っています。 27日周期の図を参照すると、 前周期には見られなかった変化です。 SDO衛星AIA193では、 低緯度域に目立つ程のコロナホールは見られなかったことや、 磁場強度は既に下がっていることから、 速度の上昇はこの辺りまでではないかと思います。 この後も、基本的には穏やかな太陽風が続きそうです。 太陽風磁場の南北成分は、弱い北寄りで推移しています。 磁気圏は穏やかな状態が続いていて、 AE指数は、小さい変化が1度見られる程度です。 太陽は、南東(左下)に新しい黒点が現れています。 X線グラフに変化はなく、太陽は穏やかです。 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース DSCOVRが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、黒線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の紫線)、速度(4番目の青線) (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース AE指数(速報値) 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学WDC 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
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