宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2020/10/ 7 12:02 更新 太陽風磁場の強まりは終わり、太陽風は低速の穏やかな状態です。 担当 篠原 SOHO衛星の観測によると、 昨日の午後、6日16時(世界時6日7時)頃から、 太陽の西に向かって(右方向)、 CME(コロナ質量放出)が飛び出しています。 LASCO C2、C3の動画を掲載します。 SDO衛星の画像では、はっきりとは分かりませんが、 北西の緯度の高い領域(右上)で、 淡いフィラメント噴出が発生したのかもしれません。 CMEは太陽の右方向に向かっているので、 地球への影響は小さいでしょう。 太陽は今日も無黒点です。 X線グラフも特に変化はなく、穏やかです。 太陽風は、今日に入る頃に磁場強度は5nTへ下がり、 磁場の強まりは終わっています。 現在は4nTです。 速度は320km/秒近くへ下がっていて、 低速の状態が続いています。 磁場の南北成分は、昨日のニュースの後に北向きに変わり、 現在も弱い北寄りの状態が続いています。 磁気圏は穏やかになっていて、 AE指数はほとんど変化のない状態です。 SDO衛星AIA193では、コロナホールはなく、 低速の穏やかな太陽風が続きそうです。 (c) SOHO (ESA & NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース) SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真 (c) SDO (NASA) GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース DSCOVRが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、黒線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の紫線)、速度(4番目の青線) (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース AE指数(速報値) 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学WDC 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
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