宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2020/ 9/30 12:41 更新 600km/秒の高速太陽風が続いています。太陽は無黒点です。 担当 篠原 太陽風は、600km/秒前後の高速の風が続いています。 磁場強度は、4nTと平均的な状態です。 27日周期の図を見ると、 前周期の太陽風は9月2日から速度が下がり始めていますが、 今回はそれを超えて600km/秒の状態が続いています。 SDO衛星AIA193の太陽コロナ写真の 北西側(右上)に見えるコロナホールの影響が到来している様です。 そのコロナホールも西の端に近付き、 今後、影響は次第に弱まります。 どのくらいから速度は低下を始めるでしょうか。 太陽風磁場の南北成分は、0nT付近で変化する時間帯が長くなって、 時々、南向きに変化する程度になっています。 このため、磁気圏の活動は昨日よりも落ち着いていて、 AE指数は、500〜700nTの中規模の活動が度々発生する状態です。 この後、磁場強度が弱くなり、速度が低下を始めると、 磁気圏の活動も規模が小さくなっていくでしょう。 太陽は、南半球に見えていた小さい黒点は消えてしまい、 無黒点です。 X線グラフも変化はなく、太陽は穏やかです。 SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真 (c) SDO (NASA) DSCOVRが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、黒線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の紫線)、速度(4番目の青線) (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース AE指数(速報値) 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学WDC 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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