宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2020/ 9/28 08:11 更新 太陽風の速度は600km/秒へ高まっています。磁気圏の活動も活発です。 担当 篠原 500km/秒だった太陽風の速度は、 今日の早朝に600km/秒へ高まり、一段と高速の風になっています。 磁場強度は、速度が高まる頃に9nTへやや強まりましたが、 現在は6nTに下がり、平均的な状態に戻っています。 太陽風の速度は、 27日周期の図の前周期と同じ様に600km/秒へ高まりました。 前回はこの辺りが最高速度だったのですが、 今回は、SDO衛星AIA193の北半球の濃いコロナホールの影響が、 続いてやって来ると思われます。 速度はもう一段高まるかもしれません。 引き続き注目してください。 磁気圏の活動も高まっています。 AE指数は、グラフの後半で1000〜1500nTの大きな変化が続いています。 速度が高まるとともに、 磁場の南北成分が、-5nT程度の南向きになっているためです。 磁場の南向きの変化が続けば、磁気圏の活発な活動も続くでしょう。 太陽は、SDO衛星の可視光写真を拡大すると、 2773群の領域に小さい黒点が微かに見えている様です。 また、中央部の南半球側に、小さい黒点が新しく現れています。 SDO衛星AIA193で小さく光っている領域です。 この後、更に発達してはっきりと見える様になるでしょうか。 X線グラフは特に変化はありません。 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) DSCOVRが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、黒線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の紫線)、速度(4番目の青線) (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース AE指数(速報値) 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学WDC 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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