宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2020/ 9/29 12:15 更新 600km/秒の高速太陽風が続いています。磁気圏の活動も高まっています。 担当 篠原 太陽風の速度は、600km/秒に高まった状態が続いています。 磁場強度は、5〜6nTと平均的な状態が続いています。 磁場の南北成分は、 グラフの中盤にかけて南寄りの傾向が続いています。 このため磁気圏の活動も高まった状態が続き、 AE指数は1000nT前後の活発な変化が続いています。 太陽風のグラフの最後では、 磁場の南北成分は、0nTを挟んで南北に変化する様に変わっています。 この傾向が続けば、磁気圏の活動は現在よりも弱くなりそうです。 SDO衛星AIA193では、 北半球のコロナホールが太陽の西側に半分ほど進んでいます。 この領域の影響が地球にやって来るのであれば、 太陽風の速度は高まった状態が続くでしょう。 一方、27日周期の図では、 前周期の太陽風は、この後、速度が下がり始めています。 今回はどの様に推移するでしょうか。 太陽では、2773群と昨日南半球に見えていた小さい黒点は、 その後見えなくなっています。 それと入れ替わるように、 南半球の別の場所に小さい黒点が現れています。 X線グラフに変化はなく、太陽は穏やかです。 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) DSCOVRが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、黒線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の紫線)、速度(4番目の青線) (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース AE指数(速報値) 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学WDC 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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