宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2020/ 9/25 13:31 更新 太陽風の速度はやや下がっています。磁気圏の活動が高まりました。 担当 篠原 太陽風の速度は、昨夜遅くに500km/秒台を割り、 現在は460km/秒と高速の状態から少し下がっています。 磁場強度は、5nTと平均的な状態です。 SDO衛星AIA193の太陽コロナ写真では、 北半球の中低緯度に見えるコロナホールは、 太陽の中央線を挟んで、東西に分かれています。 西側(右側)の領域の影響が現在地球に到来していて、 この後、太陽風の速度は一旦下がって、 3日後くらいから東側(左側)の影響が始まるのかもしれません。 27日周期の図を見ると、 前周期の太陽風は速度が高まったまま推移しました。 今回はどの様に変化するか、注目してください。 太陽風磁場の南北成分は、 図の前半に大きな南向きの変化が発生しています。 速度も高まっていたため、磁気圏の活動も強まり、 AE指数は1300nT、1100nTの大規模な変化が2回発生しています。 その後は、磁場の南北成分の変化は小さくなり、 AE指数の変化も小さくなっています。 太陽は、SDO衛星の可視光写真を拡大すると、 2773黒点群に小さい黒点が見えています。 (掲載の写真ではほとんど分かりません) X線グラフに変化はなく、太陽は穏やかです。 SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) DSCOVRが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、黒線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の紫線)、速度(4番目の青線) (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース AE指数(速報値) 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学WDC 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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