宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

Supported by NIT, Kagoshima College  
太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (12:25)
昨日、C1.0の小規模フレアが発生しています。
太陽風の速度がやや高くなっています。
磁気嵐がやや発達しています。
放射線帯電子がやや強くなっています。太陽放射線は静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
9/27 --- ---
9/26 08:52 C1.0
9/25 --- ---

黒点  9/27 (NOAA)
磁場 フレア
なし --- --- ---

太陽風 (DSCOVR)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
12:15 549 -3.2
-2 h 528 -1.0
-4 h 508 -0.3
-6 h 545 -1.4
-8 h 542 +1.2
-10 h 567 +1.0
-12 h 573 +1.2

磁気圏 (京大)
時刻
JST
Dst
nT
 
nT
11:30 -63 -/ -
-2 h -52 -/ -
-4 h -53 -/ -
-6 h -51 -/ -
-8 h -51 -/ -
-10 h -47 -/ -
-12 h -47 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.5 7x10^2
9/27 0.7 4x10^3
9/26 0.7 7x10^3
9/25 0.7 3x10^3
9/24 0.7 7x10^2
9/23 0.8 2x10^2

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線3日1日 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
AIA131動画 (SDO)
SUVI195 (GOES)
SUVI131 (GOES)
LASCO (SOHO)
STEREO (STEREO)
太陽風 1日 (DSCOVR)
太陽風 7日 (DSCOVR)
ACE1日7日 (ACE)
衛星電子 (GOES)
衛星陽子 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
K指数 (NOAA)
地上磁場 (NICT)
Live!オーロラ (遊造)
昭和基地カメラ (NIPR)
TromsoLongyear...
Canada (CSA)

情報ページ
宇宙天気用語集
宇宙天気日報
宇宙天気臨時情報
NICT宇宙天気情報センター
Space Weather Prediction Center
これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2020/ 9/22 10:28 太陽の北東の端から活動的な領域が現れました。太陽風は低速です。
2020/ 9/23 13:04 太陽の北東に黒点が現れました。太陽風は低速です。
2020/ 9/24 13:34 黒点は2773群となりました。太陽風の速度が高まり始めています。
2020/ 9/25 13:31 太陽風の速度はやや下がっています。磁気圏の活動が高まりました。
2020/ 9/26 12:47 C1の小規模フレアが発生しました。太陽風は高速で、磁気圏の活動も高まっています。
最新のニュース

2020/ 9/27 12:25 更新
太陽風の速度は550km/秒に高まっています。磁気圏も活動的です。

担当 篠原

太陽風の速度は、昨夜遅くに580km/秒へ高まり、
その後やや下がりましたが、
現在も550km/秒と、昨日よりも高まった状態になっています。

27日周期の図の前周期の太陽風と同じような推移になっています。
一方、SDO衛星AIA193を見ると、
北半球側の中央部に濃いコロナホールが見えています。
この領域は、前周期よりも広がりも濃さも増していて、
前回よりも強い影響がやって来る可能性があります。

前周期の太陽風は、9月1日に600km/秒まで速度が高まっています。
今回はどこまで高まるでしょうか。
今後の推移に注目してください。

太陽風の磁場強度は、
速度の高まりに合わせて、5nTから9nTへ強まり、
その後は4nTへ下がっています。
南北成分は頻繁に南北に変化し、磁気圏の活動も高まっています。
AE指数は最大で1300nTの大規模な変化が発生し、
その前後も700nT程度の中規模の変化が続いています。
この後も、活発な状態が続く可能性があります。


太陽の2773黒点群は、黒点がほとんど見えなくなっています。

X線グラフも、昨日のC1.0以降は変化がなく、
静かになっています。



SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真
(c) SDO (NASA)



DSCOVRが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、黒線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の紫線)、速度(4番目の青線)
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース



AE指数(速報値)
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学WDC




27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr


GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース




  宇宙天気ニュースは、
  鹿児島工業高等専門学校にWebサーバを設置しています。

このニュースについて、コメントなどがありましたら、
篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。