宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2020/ 9/27 12:25 更新 太陽風の速度は550km/秒に高まっています。磁気圏も活動的です。 担当 篠原 太陽風の速度は、昨夜遅くに580km/秒へ高まり、 その後やや下がりましたが、 現在も550km/秒と、昨日よりも高まった状態になっています。 27日周期の図の前周期の太陽風と同じような推移になっています。 一方、SDO衛星AIA193を見ると、 北半球側の中央部に濃いコロナホールが見えています。 この領域は、前周期よりも広がりも濃さも増していて、 前回よりも強い影響がやって来る可能性があります。 前周期の太陽風は、9月1日に600km/秒まで速度が高まっています。 今回はどこまで高まるでしょうか。 今後の推移に注目してください。 太陽風の磁場強度は、 速度の高まりに合わせて、5nTから9nTへ強まり、 その後は4nTへ下がっています。 南北成分は頻繁に南北に変化し、磁気圏の活動も高まっています。 AE指数は最大で1300nTの大規模な変化が発生し、 その前後も700nT程度の中規模の変化が続いています。 この後も、活発な状態が続く可能性があります。 太陽の2773黒点群は、黒点がほとんど見えなくなっています。 X線グラフも、昨日のC1.0以降は変化がなく、 静かになっています。 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真 (c) SDO (NASA) DSCOVRが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、黒線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の紫線)、速度(4番目の青線) (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース AE指数(速報値) 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学WDC 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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