宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2020/ 9/22 10:28 更新 太陽の北東の端から活動的な領域が現れました。太陽風は低速です。 担当 篠原 太陽の北東の端(左上)から、活動的な領域が現れました。 活動の様子をSDO衛星AIA171の動画で紹介します。 小さい爆発が頻繁に発生していて、 GOES衛星のX線グラフでも、 Bクラスの小さい変化が続く様になっています。 可視光写真は、白斑が見えてきたところで、 黒点の有無はまだ分かりません。 この後の太陽写真に注目してください。 NOAAの黒点群番号の付いた黒点は、 8月21日の2772群を最後に、1か月現れていません。 (SILSOのデータを参照すると、 この間、完全に無黒点だったということではない様です) 久しぶりの群番号になるでしょうか。 太陽風は、300〜320km/秒の低速の風が続いています。 磁場強度は、6〜8nTと少し強まった状態が続いていますが、 特にそれ以外の変化はありません。 磁場の南北成分は、北寄りの時間が続き、 グラフの最後で南向きに変わっています。 磁気圏は静穏で、AE指数はほとんど変化のない状態です。 SDO衛星AIA193では、 北半球の中央部から北東の端(左上)に向かって コロナホールが伸びています。 今後、この領域の影響が始まりそうです。 27日周期の図では、前周期は8月26日以降、 速度が次第に高まっています。 今回はどの様に推移するか、今後の変化に注目してください。 (c) SDO (NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース) SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真 (c) SDO (NASA) GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース DSCOVRが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、黒線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の紫線)、速度(4番目の青線) (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース AE指数(速報値) 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学WDC 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
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