宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2020/ 9/20 10:00 更新 太陽風の速度は280km/秒へ下がっています。磁気圏も穏やかです。 担当 篠原 太陽風の速度は、300km/秒台を割って280km/秒へ下がり、 かなり低速になっています。 磁場強度も3nTから1nTへ下がり、弱くなっています。 磁場の南北成分は、弱い南寄りから、 グラフの最後はやや北寄りに変わっています。 速度が下がっているため、磁気圏は穏やかで、 AE指数は、小規模の変化が1回起きている程度です。 SDO衛星AIA193の太陽コロナ写真では、 北東の端近く(左上)に淡いコロナホールが見えています。 STEREO Ahead衛星によると、 この向こう側に濃いコロナホールが広がっている様で、 この後、こちら側に回ってきます。 27日周期の図を見ると、前周期の太陽風は、 8月26日に速度が一旦高まって、 28日以降に本格的な高速風が到来しています。 コロナホールの広がりが変化するため、 これと同じように変化する訳ではありませんが、 今後の推移を考えるひとつの参考になります。 太陽は、SDO衛星の可視光写真を拡大すると、 北東の端近くにとても小さい黒点が発生している様です。 今後、群番号が付けられる様な領域に発達するでしょうか。 SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) DSCOVRが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、黒線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の紫線)、速度(4番目の青線) (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース AE指数(速報値) 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学WDC 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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