宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2020/ 9/ 3 12:22 更新 太陽風はやや高速程度に下がっています。磁気圏は穏やかになっています。 担当 篠原 太陽風の速度は低下が続き、 今朝早くに500km/秒台を割って、 現在は470km/秒とやや高速程度に下がっています。 高速太陽風は終わりに近づいている様です。 太陽風の磁場強度は、4nTと平均的な状態です。 南北成分は、グラフの前半は南寄りですが、 後半は北寄りに傾向が変わっています。 このため、磁気圏の活動度も次第に下がり、 AE指数は、グラフの中盤までは500nT程度の活動が続いていますが、 後半は変化がなくなり、穏やかになっています。 SDO衛星AIA193では、 太陽の低緯度域にコロナホールは見られず、 この後の太陽風は穏やかに推移しそうです。 太陽は今日も無黒点です。 X線グラフも特に変化はなく、穏やかです。 昨日から放射線帯の高エネルギー電子が、 1万を超えて高まっています。 高速太陽風の影響です。 1万を超えるのは、昨年の10月30日以来の様で、 10か月ぶりです。 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真 (c) SDO (NASA) DSCOVRが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、黒線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の紫線)、速度(4番目の青線) (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース AE指数(速報値) 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学WDC 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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