宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2020/ 8/29 13:45 更新 高速太陽風が始まりました。磁気圏の活動もやや高まっています。 担当 篠原 太陽風の速度は、昨日の夕方に450km/秒へ高まり、 その後もゆっくりと上昇が続いて、 今朝、29日7時(世界時28日22時)に500km/秒に達しています。 その後は、480〜500km/秒で推移しています。 27日周期の図を見ると、 前周期より少し早いくらいのタイミングで 変化が始まったのかもしれません。 前周期は600km/秒台まで一気に速度が高まっていますが、 今回はどうなるでしょうか。 太陽風の磁場強度は、5nTから一時的に10nTに強まりましたが、 現在は5nTと平均的な状態に戻っています。 南北成分は、弱い南寄りの傾向になっている様です。 その中で、-5nTを超える南向きの変化が発生していて、 この頃にAE指数は1400nTの大規模な変化が発生しています。 この他は、500nT前後の中規模の変化が続いています。 磁気圏の活動は、この後も高まった状態が続く可能性があります。 前周期の太陽風速度の高まりは、5日ほど続いています。 今回はどうなるでしょうか。 SDO衛星AIA193の太陽コロナ写真では、 北極から縦に伸びるコロナホールが見えています。 この領域の影響が3日後くらいに地球にやって来るのかもしれません。 太陽は、無黒点で穏やかです。 8月の後半は、黒点が現れないまま終わるのでしょうか。 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真 (c) SDO (NASA) DSCOVRが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、黒線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の紫線)、速度(4番目の青線) (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース AE指数(速報値) 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学WDC 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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