宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2020/ 9/ 2 12:03 更新 太陽風の速度は600km/秒台へ高まりました。現在は530km/秒です。 担当 篠原 太陽風の速度は、昨日の午後に620km/秒まで高まりました。 前周期に続いて600km/秒台到達です。 そして、今日に入った頃から速度は少しずつ低下して、 現在は530km/秒と、高速の状態は続いていますが、 昨日の高まりは一段落しています。 磁場強度は、6nTから4nTへ少し下がっています。 南北成分は弱い南寄りが続いています。 磁気圏の活動は高まった状態が続いていて、 AE指数のグラフは、 800nT前後の中規模の活動がグラフの中盤まで続いています。 しかし、グラフの後半になると、 変化は500nTくらいに少し下がっています。 太陽風の速度が下がってきた影響でしょうか。 SDO衛星AIA193では、 太陽の中央部はぼんやりと光っているだけで、 この後の太陽風は、穏やかな風になりそうです。 太陽は無黒点で穏やかです。 台風9号は、そろそろ鹿児島に最接近となりそうですが、 今のところ、風雨ともに特に強まっていません。 一方、週末には台風10号が鹿児島を直撃しそうな様子で、 こちらの影響が心配です。 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真 (c) SDO (NASA) DSCOVRが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、黒線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の紫線)、速度(4番目の青線) (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース AE指数(速報値) 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学WDC 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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