宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2020/ 8/ 2 12:47 更新 太陽風はより低速になり、磁気圏も穏やかです。 担当 篠原 太陽の北東端(左上)に現れた黒点は、 昨日より見やすくなっていて、 SDO衛星の可視光写真を拡大すると、 小さい黒点が3つ見えています。 磁場の分布は、新しい第25期の順番です。 同じ北半球側にあった2768黒点群は、 現在はほとんど分からなくなっています。 また、南半球の2767群は、太陽の端に近付いていて、 この後沈んで見えなくなります。 X線グラフでは、B1.9の小さいフレアが発生しています。 北東端の新しい黒点付近で発生した様です。 その後は特に変化は起きていません。 太陽風は、320km/秒とより低速になっています。 磁場強度も、2〜3nTと弱い状態が続いています。 磁気圏は静穏で、AE指数はほとんど変化のない状態です。 SDO衛星AIA193では、 北半球のコロナホールが西半球に進んでいます。 この後影響がやって来るでしょうか。 太陽の北東の端の第25期の黒点。SDO衛星の磁場と可視光写真。 (c) SDO (NASA)、作図:宇宙天気ニュース SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース DSCOVRが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、黒線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の紫線)、速度(4番目の青線) (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース AE指数(速報値) 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学WDC 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
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